「健康長寿を目指して」　～認知症の予防～

平成23年10月29日（土）中区栄の「中区役所ホール」にて、国立長寿医療研究センター　内科総合診療部長　遠藤英俊先生をお迎えし、第12回在宅療養講演会を開催しました。
（主催：名古屋市高齢者療養サービス事業団、名古屋市、名古屋市医師会、名古屋市歯科医師会、愛知県看護協会、名古屋市薬剤師会）

当日の講演は「健康長寿を目指して」をテーマに、認知症の予防方法として、１日30分以上歩くことと、赤ワイン、ウコン、カレーライスに予防効果があることや、認知症の方に対する接し方、病状、ケアの方法などについて、とても分かりやすく話されていました。また、最近の医療現場からの情報として、認知症に関する治療薬や、介護保険の改正点など、とても参考になる話を聞くことができました。

遠藤先生は、認知症の専門医でテレビ番組などへの出演も多く、認知症の話を一般の方にも分かりやすく、具体的な例を挙げて、明るく丁寧に話をされており、会場を埋めた約500名の参加者も、今後の日常生活においてとても役立つ内容であると、大変満足して会場を後にされました。

当日は、講演会のほか、ロビーにおいて、在宅療養に役立つ情報コーナーを設けるとともに、在宅療養個別相談コーナーにおいても多数の相談があり、事業団の看護師、ケアマネジャー等が市民の相談に応じることができました。

当事業団では、今後ともこうした在宅療養を支援する講演会を企画していきたいと考えておりますので、次の機会にも、ぜひご参加くださいますよう、よろしくお願いいたします。